世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」に選ばれた５人の芸術家たちが、１２日、東京で記者会見し、イタリアの名女優、ソフィア・ローレンさんが「受賞に大きな幸せを感じる」と喜びを語りました。
日本美術協会が贈る「高松宮殿下記念世界文化賞」は、１２日、５つの部門の受賞者による記者会見が行われました。このうち、１９５０年代から活躍を続けるイタリアの名女優、ソフィア・ローレンさんは、今回「演劇・映像」部門で選ばれ、会見で、「この賞はわたしの仕事の集大成といえるでしょう。大きな幸せを感じ、感謝します」と喜びを語りました。映画「ひまわり」などで日本にも多くのファンがいるローレンさんの受賞を記念して、今週、東京都内でローレンさんの主演映画の上映会が予定されています。このほか、会見では、独創的な多くの建物を設計し、「建築」部門で選ばれた伊東豊雄さんが「２１世紀の建築の原理を作るという覚悟で、これからも取り組んでいきたい」と抱負を述べました。授賞式は、１３日、東京で行われます。
